本日の心理学・名言272682-5

A
前向き人間はいつも二つのことを心がけています。
一番目は悪い事態を良くするために自分に何ができるのか、と自問すること。
それから二番目は悪い事態をできる限り避けるために、
一歩先んじた計画を心がけることです。

B
前向き人間は物事が悪い方向へ行く可能性があることを
きちんと自覚しています。
慎重かつ細心な前向き思考者は、
事にあたって常に洞察力に富んだ問いかけをするのです。
いわゆる問題が大きくなる前に
その芽を摘もうとする見識ある行動なのです。

C
憂うつな気持ちは、
怒りや悲しみといった悲劇的な感情を胸にしまっておくことから
生まれるケースが多いのです。
悲しみと憂うつはひどく似ており、しばしば混同されがちですが、
実際には全く異なるものです。
前向き人生を歩む人だって、
そうした感情をいっさい拒絶しているわけではないのです。

反対に悲しみを受け入れ、表現することが、
憂うつな気分を脱する第一のステップとなることもあります。
ある賢人はこう言っています。

「あなたの前に広がる真っすぐな道が脱出路のこともある」

D
私はさまざまな分野で活躍し、
成功を収めている人たちを知っています

そんな人たちに共通している考え方に、
「自分には才能がないから、努力した」というものがあります。
能力の不足は当然のことであり、

むしろ、成功を収める不可欠な条件といえるもの。
「どうすればいいんだろう?」と、
その不足をカバーするために工夫行動をすることで、
才能やセンスといったものは、身についてくるのです。

by
本田直之
(ほんだ・なおゆき*レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長)