本日の心理学・名言272641-3

A
私たちは人と話ながら頭で他のことを考えていたり、
三つ四つのことを同時にやろうとします。
一度に多くにことをやろうとすると、
目の前のことに意識が集中しなくなります。
そうなると、今していることに楽しみが見出せなくなるばかりか
気が散って能率が上がりません。

時間を区切って一度に一つのことだけをする練習をしましょう。
同時には、何もしないのです。
皿を洗う、電話で話す、車で運転する、子供と遊ぶ、妻や夫と話す、雑誌を読む・・・
なんでもいいから、そのことだけに専念し集中するのです。

すると二つのことが起きるのに気づきます。
まず、皿洗いやクローゼットの整理といった
退屈なことでも楽しんでやっていることに気づきます。
それが何であれ、気を散らさずに集中すれば没頭できて興味がわいてきます。
次に、能率よくさっさと仕上げることにびっくりするはずです。

B:
怒りを感じたら、まず心の中で一つと言います。
次に息を吐きながら全身をリラックス。
二つ、三つと続けて少なくとも十まで繰り返します
(ものすごく腹が立っているときには二十五まで)。

何をしているかというと、小型の瞑想で心を落ち着かせるわけです。
深呼吸しながら数えると気持ちが穏やかになって、
しまいには怒っていることも忘れるほどなのです。
ゆっくり肺に酸素を取り込むこと、
怒ったときから数え終わるまでに
客観的な始点を取り戻すことができます。
すると・・・。
さっきまでの「大ごと」が「小さなこと」に変わってしまうのです。

この練習はストレスや欲求不満をなだめるのにも素晴らしく効果的です。
リラックスできるし、楽しいので、是非、日頃からこれをやって見てください。
これが身に付くと、怒りの方から遠ざかってくれます。