本日の心理学・名言272627-3

幸いにも、私たちの情緒の領域には、
次のような侵しがたい法則があります・・・
つまり、現在のストレスのレベルは、
私たちのストレスの耐性に見合っている、というものです。

だから、ストレスに強くなることを教えたとすれば、
その人のストレスはもっと強くなるのです。
彼らはストレスの耐性が伸びた分だけ、
さらに多くの問題と責任を背負っていくことになります。
ストレスに強いと豪語する人たちが自分の狂気に目覚めるには、
何らかの一大事がきっかけになることが多いのです。

ですからまず最初にすることは、
手遅れになる前に早めに自分のストレスに気づくことです。
頭が先へ先へと働きすぎる時は、
ちょっと引いて態勢を整えましょう。
スケジュールに追いつかないときには、
何もかもやっつけようとするのではなく、
速度を落として優先順位を見直すことです。
もう手に負えない、こんなに仕事があるのか、と腹が立ったら、
腕まくりして取り掛からずに深呼吸したり、
短い散歩に出たりしてリラックスするに限ります。
ストレスがたまっていることに早く気づけば、
そのストレスは丘を転がる雪玉のようなもので、
まだコントロールできます。
雪玉が小さいうちは何とかなるものです。
しかし、気づくのが遅くて雪玉が勢いづいて転がりだしてしまうと、
もう手がつけられません。
すべてをやり終えられなかったらどうしょう、
と悩むことはありません。
頭がはっきりして穏やかになれば、
ストレスも少なく、能率も上がり、もっと楽しく仕事ができます。
ストレスの耐性を下げると、
ストレス自体も減るだけでなく、
残ったストレスを解消する独創的なアイディアも沸いてきます。