本日の心理学・名言27256-1

私たちの中には、
フロイト的にいえば本能的、無意識的に
攻撃的な欲求があります。
そして、その欲求は、
外に出してはいけないことになっています。
ところが、これに大義名分や理由がついて
「相手が悪い」ということになれば、
怒りとして外に出してもいいことになります。
正当な自己防衛であれば法的にも認められます。
ふだん押さえていた攻撃的欲求が、
ここぞとばかりに“正義”を得るのです。

日頃、そうした内面に潜んでいる攻撃的欲求を
抑えていればいるほど、
抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。
しかし、これを続けていると、攻撃されている間は、
リベンジ(報復)を考えるようになります。
そして、お互いにエスカレートし、
悪循環にはまってしまいます。

最初が肝心です。
一度は思いっきり怒ってもいいのです。
それまでの不満をすべてぶつけてください。
ただし、それは一度だけ。
相手が謝っているのをいいことに、
二度、三度と絶対に怒らないことです。
大事なのは、相手が謝ったら、
気持ちの上ではすぐには収まらなくても、
一回で矛を収めることです。