本日の心理学・名言2472-3

神様は
「その人の心が澄んでいたら、どんな話も聞いてくださるし、
人生のどんな道中にも危ないこともなく、
安心して進んでいけますよ」
と仰せになっておられます。

しかし、いくら心を澄まそうと思いましても、
心の中に「ほこり」を持っていては、
心の澄む道理がありません。

そこで神様は、まず八つの「ほこり」に注意しなさいと
教えてくだされたのだと思います。
惜しい(手間の出し惜しみなど)、
欲しい(あるが上にもまだ欲しい)、
憎い、可愛い(我が身可愛いなど)、恨み、腹立ち、
欲(強欲、貪欲)、こうまん、
の八つの心遣いは、どれがあっても心の濁る原因となり、
いつまでも心を澄ますことの出来ない理由に
なることを悟らねばならないと思うのであります。

ですから私はいつも、この心遣いを警戒し、
心の中にこれらの「ほこり」の入らぬように注意し、
努力をしているのですが、
知らぬ間に入ってくるのであります。

追い払っても追い払っても寄ってくるハエとよく似ています。
高い心では喜べることも喜べず、欲も高慢も出てきて、
いつも八つの「ほこり」をご招待していることになります
心を低く落として通る時、
高慢はお詫びに、不足は喜びに、苦しみは感謝に変わって、
心は段々勇むことが出来ます。
高い心は、八つの「ほこり」の温床であり、
心を濁らす怖い心であります。
低く落としきった優しい心こそ、
「ほこり」のハエを寄せ付けない、
澄みきる心への入場券だと思います。
by話の台第五集