本日の心理学・名言2468-7

目の前に指を一本近づけると、
その一本の指に遠方の家も楽々に隠されてしまう。
だから、指一本よりも家のほうが小さいかというと、
事実は、家のほうが指の何万倍か大きいのであります。
ただ指が目に近いために、錯覚が起こるのであって、
そうした錯覚が私たち日常生活には、ままあることなのです。

それは自分を中心にしてものを考えることから生じてくる
錯覚です。
「考える」とは。「神返る(かみかえる)」
の転語と言われていますが、
一切の人間思案をのけて、神の考え、神の思召にに返り、
神意に添っていけというのであります。

人を相手にせず、天を相手にして行動する時、
いかに人が嘲笑し、そしっても、
最後の正、最後の善を会得することが出来るのであります。
いかに知能があり、知識があっても、
それを自己を中心に使用する時には、
自分にプラスになることは極力少なくしないと、
かえって自分を滅ぼす元になります。
by話の台第三集