本日の心理学・名言2465-7

人が何かのことに直面した時、
その対応の仕方に三つの型があります。

一つは、そのことが自分の都合悪くなるであろうと、
何でも悪く考えてしまう人です。

二つ目は、何でもよく解釈する人です。

三つ目は、性格が無神経なのか、
何が怒っても驚かないという状態で済ましてしまう人です。

その中でも、なんでも悪く取る人は
相当多いのではないでしょうか。
まだ成りもしない以前に最悪の事態を自ら考え出し、
場合によっては眠れない夜を幾日も続けることがありますので、そんな人だと言われますが、
考えてみると、このような人は、
正直だからなのかもしれません。
どんなにクヨクヨ考えてみても、
結果は好転するはずもないのですが、
それでも考えこんでしまいます。
何か心配事や気にかかることがあって、
考えこんでしまう時には、
「心ここにあらざれば、見えども見えず聞けども聞かず」
のことわざ通りで、
そのために思わぬ事故にぶつかることがあります。
大体「怪我」というものは、読んで字のごとく、
その時の心の状態は、
怪しいくらい我にとらわれている時であると思います。
人にだまされたり、事業で損をしたりする場合は、
必要以上に、
自分の利害損失にとらわれ過ぎて考え込んでしまった、
いわゆる「怪我」の状態の時ではないかと思います。
by話の台第ニ集