本日の心理学・名言2450-7

ノーベル平和賞をとったマザー・テレサの話です。

私達は他人と付き合って生活していますので、
気を使うことは当然であるわけなのです。

マザー・テレサは好意で立派なものを提供されたにも関わらず、自分には立派すぎると思って辞退したのですが、
我々ならば一旦は辞退するでしょうが、
どうしてもと勧められれば、
人々はその行為を無にしては申し訳ないと受けるのであります。

人に気を使って好意をする場合の心を
だんだん深く考えて見ますと、
その裏には、人に悪く思われたくない、
人にいい人だと思われたい、
自分を守ろうとする心理が働いているなど~~
が浮かび上がってくるのです。
言い過ぎるかもしれませんが、あえて言えば、
気を使う心には、
何らかの見返りを求める心理が働いているとも言えるでしょう。

だから、気を使うこと疲れるのであります。

マザー・テレサは気を使う人ではなく、
常に心を使っている人であったのでしょう。
気を使うことと、心を使うことの
ニュアンスの違いを悟っていただきたいと思います。
心を使うことは、相手の見返りを求めていません。
また、自分の結果も関与しておりません。

ただ真実に、喜んでもらいたい、
助かってもらいたいという心こそが、
心を使うということでありますから、
これは疲れることは無いと思われます。
マザー・テレサは、
自分の仕事を苦労だと思ったことはないそうです。
毎日が楽しい生活であったとのことです。

それは心を使う生活を貫き通したからでありましょう。
by心の道