本日の心理学・名言2387-3

【涙はその人の中心の深さに触れて流れ出る】

そもそも涙というものは必ずしも、
その人の人格の深浅にかかわらないものともいえます。
即ち浅い涙もありますが、
しかしとにかく人間が涙を流すということは、
その人の器としては中心の深さに触れている
何よりの証拠なのであります。
その人柄はよしんば浅くとも、
とにかく涙を流すということは、
その人としては一番根本中枢に触れなければ、
涙というものは出ないものであります。
『森信三講録 西郷南洲の遺訓に学ぶ』より