本日の心理学・名言2365-5

私たちの一人ひとりの理解の枠組み、
言葉への意味付けは必ず違うのです。

その枠組みを「準拠枠」と言いますが、
「準拠枠」の違いは、同じ言葉を使っても、
その言葉で個々人が表そうとすること、
意味すること、理解することが違うという結果をもたらします

コミュニケーションをはかる時には、
言葉は同じでも「準拠枠」が違う可能性が
あることを覚えておいて、
相手の心の中で何が起こるかは、
相手の自由であることを前提とすることが大切です。

別の言い方をすれば、コミュニケーションとは、
「準拠枠」の違いを照合し合って、
より正確な理解に導く限りない相互交流のプロセスなのです。

それは、かなり複雑で大変なプロセスですが、
そんなものだと分かっていれば、
簡単に「分かった」とか「分かってもらえなかった」
となることもありません。

また、コミュニケーションを
積極的に進める
必要があるときと
それほどこだわらなくていいときとの

区別もつけやすくなるでしょう。