本日の心理学・名言2353-7

ここでは人類学とは
「他の人たちの生き方や行動を、
批判せず興味を持って見つめる」ことと定義し直します。

この戦略は、人に対する思いやりと忍耐力を増すのが目的です。

ですが、それ以上に、人の行動に興味をもつのは、
批判するかわりに思いやりと理解を示すことでもあります。

誰かの反応の仕方や感じ方に純粋な好奇心をもつと、
それにイライラさせられずにすみます。
その意味で、人類学者になるということは
他人の行動に不満を感じなくなる手段です。

人は奇妙な行動をとったとき、いつものように
「あんなことするなんて信じられない」と反応するかわりに、「そうか、あれが彼女(または彼)のものの見方なんだ、
面白いなぁ」と心の中で言います。
この戦略を身につけるには、
まずあなたが純粋な気持ちになる必要があります。
「人に興味を持つ」ことと「傲慢になる」ことは紙一重です。
内心で相手と比べて自分の方が上だと考えると
傲慢になってしまいます。
人類学者のつもりになることで、
もっと柔軟な見方ができるようになります

*傲慢:ごうまん=高い自尊心、
他人より重要、魅力的になりたいという欲望など