本日の心理学・名言1958-7

達人になるための三信条~
「人生の達人」の共通な要素を分解し、
それを三点に要約してスローガン風にまとめるのならば、
およそ以下のようになります。
A:心すこやか
B:体すこやか
C:行いさわやか 
かりに、この三つを「人生の達人」のための三信条と名付けた場合、
この三信条は、相互に密接な関係にあることが
容易に理解されるはずです。
心が常に平安であれば、、身体は至って健康なはずです。
また身体が健康であるならば、
おのずと行動も、さわやかとなります。
さらに行動がさわやかになれば、それだけストレスも少なくなり、
心の平安を保てるというわけなのです。

問題は、このA、B、Cの三信条を、より実現するためには、
何か、大きな拠り所がないだろうかという点にあるかもしれません。

そのような場合には、
更に、次のような絶対的な存在に、
価値の基準を置くことではないでしょうか。
絶対的な存在というのは、
自然であり、人類であり、また、それらの創造主であると思われる、
神ともいうべきのもです。
したがって、先の三信条は、
a:(神を信じれば)心健やかなり
b:(自然に従えば)体すこやかなり
c:(人間を愛すれば)行いさわやかなり
~とより具体的になります。

人間は元来、不完全なものです。
その不完全なものが、完全なものと錯覚したところに、
現代における不安と、焦燥とが、大きく覆いかぶさってきているのです。したがって、「神」という表現が不適切であるというのならば、
それを「創造主」でもよければ、「絶対者」と置き換えてもよいでしょう。

いずれにしても、現実の不安を解消してくれるものがあるとすば、
それは絶対者でなければならず、
この絶対者の「神」の存在を信じることによって、
はじめて心の平安が与えられるはずだからです。

さらに付け加えるならば、
「神」を信ずる者は、
自然に従って行動すれば天寿を全うしうるであろうし、
人類を心から愛して行動すものには、
俗にいう「ツキ」を、天運として授かるものであることは、
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
といった格言によっても、しばしば強調されてきたところなのです。

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