本日の心理学・名言1948-5

夫婦の間で、「おまえなればこそ・・・」
「あなたなればこそ・・・」と、

言葉の語尾に「こそ」を付ける努力をしていただきたいのです。
「おまえがしっかり家を守ってくれればこそ、
おれは安心してつとめることが出来る」
「あなたが暑さ寒さもいとわず、汗水たらして働いてくださればこそ、
私は安心して生活できます」。
なんと美しい夫婦ではありませんか。

ところが新婚の頃はまだしも、年限を重ねると、
どういうものか「こそ」が
相手ではなく自分の方についてしまいます。

「おれが汗水たらして働いてやればこそ・・・」。

受け取り方が反対になると、とんでもないことになります。
長雨が降り続く。
Aさんは「毎日よく降るなぁ。この雨の中、また会社へ行かねばならん」と愚痴を言う。
Bさんは「よく降ってくれる。今日も雨具屋さんが喜んでいるだろう」
と明るく受け取る。
同じ人間として同じ出発点から出発して、五年、十年も経つと、
AさんとBさんとの間には相当な開きが生じます。
片方はどんどん運命を伸ばし、
片方は自分自身で運命を縮めています。
ものの見方、考え方、受け取り方というものは、
誠に大切だと思います。
by話の台第ニ集

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