本日の心理学・名言1824-5

ここでは人類学とは
「他の人たちの生き方や行動を、批判せず興味を持って見つめる」
ことと定義し直します。

この戦略は、人に対する思いやりと忍耐力を増すのが目的です。
ですが、それ以上に、
人の行動に興味をもつのは、

批判するかわりに思いやりと理解を示すことでもあります。
誰かの反応の仕方や感じ方に純粋な好奇心をもつと、
それにイライラさせられずにすみます。
その意味で、人類学者になるということは
他人の行動に不満を感じなくなる手段です。
人は奇妙な行動をとったとき、
いつものように「あんなことするなんて信じられない」
と反応するかわりに、
「そうか、あれが彼女(または彼)のものの見方なんだ、面白いなぁ」
と心の中で言います。
この戦略を身につけるには、
まずあなたが純粋な気持ちになる必要があります。
「人に興味を持つ」ことと「傲慢になる」ことは紙一重です。
内心で相手と比べて自分の方が上だと考えると
傲慢になってしまいます。
人類学者のつもりになることで、
もっと柔軟な見方ができるようになります。
*傲慢:ごうまん=高い自尊心、
他人より重要、魅力的になりたいという欲望など

フロントページに戻る