本日の心理学・名言1820-3

幸いにも、私たちの情緒の領域には、
次のような侵しがたい法則があります・・・
つまり、現在のストレスのレベルは
私たちのストレスの耐性に見合っている、というものです。

だから、ストレスに強くなることを教えたとすれば、
その人のストレスはもっと強くなるのです。
彼らはストレスの耐性が伸びた分だけ、
さらに多くの問題と責任を背負っていくことになります。

ストレスに強いと豪語する人たちが自分の狂気に目覚めるには、
何らかの一大事がきっかけになることが多いのです。
ですからまず最初にすることは、
手遅れになる前に早めに自分のストレスに気づくことです。
頭が先へ先へと働きすぎる時は、
ちょっと引いて態勢を整えましょう。

スケジュールに追いつかないときには、
何もかもやっつけようとするのではなく、
速度を落として優先順位を見直すことです。

もう手に負えない、こんなに仕事があるのか、と腹が立ったら、
腕まくりして取り掛からずに
深呼吸したり、短い散歩に出たりしてリラックスするに限ります。

ストレスがたまっていることに早く気づけば、
そのストレスは丘を転がる雪玉のようなもので、
まだコントロールできます。
雪玉が小さいうちは何とかなるものです。
しかし、気づくのが遅くて雪玉が勢いづいて転がりだしてしまうと、
もう手がつけられません。
すべてをやり終えられなかったらどうしょう、
と悩むことはありません。
頭がはっきりして穏やかになれば、
ストレスも少なく、能率も上がり、もっと楽しく仕事ができます。
ストレスの耐性を下げると、
ストレス自体も減るだけでなく、
残ったストレスを解消する独創的なアイディアも沸いてきます。

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