本日の心理学・名言1737-6

人は、とかく「公平」だの「平等」だのを建前として
行動していますが、
全てのものがごく限られた有限のタイムとスペースの中で
行動している以上、
そこに優先順位を設けることは、
極めて当然のことであり、またそうでなければなりません。

優先順位を決めることは、
物事を合理的かつ能率的に行う上において
極めて大切な考え方の一つなのです。
「不戦勝」こそ最善の方法ですが、
終始、「戦わずして」物事が解決するということは不可能に近いのです。しかし、その場合でも、百戦するよりは十戦、また十戦するよりは一戦で済ますことができれば、それに越したことはありません。
従ってどうせ「勝負」をしなくてはならないとするならば、
一戦によって百戦を行なったと同じ効果を収めるのが
一番いいわけなのです。

そのためには、常に最強の者を相手に「勝負」をすることなのです。
さらにイメージの(注)プリセリング効果の見地からしても、
最強のものに勝てば文句のつけようもなく、
たとえ敗れたとしても、
相手が最強のものであれば
それなりの効果がはあったと考えるべきなのです

注:プリセリング効果:
メーカーや販売者は商業活動を行う上で、消費者が物品を購入する際に店頭に買いに行く以前に既に特定の商品の購入を決定しているということ。これが行われるための条件はブランド力の確立であり、消費者は決めたブランドを指名購入するという形の消費を行っている。消費者がプリセリングを行う方向へと導くために広告活動を行っている。
このような事前刺激提示(プライム)の効果の総称

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