本日の心理学・名言1682-7

人は、とかく「公平」だの「平等」だのを建前として行動していますが、全てのものがごく限られた
有限のタイムとスペースの中で行動している以上、
そこに優先順位を設けることは、
極めて当然のことであり、またそうでなければなりません。

優先順位を決めることは、
物事を合理的かつ能率的に行う上において
極めて大切な考え方の一つなのです。
「不戦勝」こそ最善の方法ですが、
終始、「戦わずして」物事が解決するということは不可能に近いのです。しかし、その場合でも、百戦するよりは十戦、
また十戦するよりは一戦で済ますことができれば、
それに越したことはありません。
従ってどうせ「勝負」をしなくてはならないとするならば、
一戦によって百戦を行なったと同じ効果を収めるのが
一番いいわけなのです。

そのためには、常に最強の者を相手に「勝負」をすることなのです。
さらにイメージのプリセリング効果の見地からしても、
最強のものに勝てば文句のつけようもなく、
たとえ敗れたとしても、
相手が最強のものであれば
それなりの効果がはあったと考えるべきなのです

プリセリング効果:日本語にすると「事前販売」とも言い、
消費者が特定の商品やサービスを購入する前から
既に指名買いをするように決めている状態にさせることです。
例えば自分が行ったことのないレストランに
友人と一緒に行こうかと考えているとします。
そのレストランに行ったことがあるかを友人に尋ねたところ、
単に行ったことがあるだけではなく、
お気に入りのレストランだったとします。
このような場合、あなたはすぐにそのレストランを信用し、
ほとんどの場合は値段や他のレストランをチェックせずに、
そのレストランに行くことを決めてしまうでしょう。
つまり、友人の「証言」によってあなたの思考が
「そのレストランに行く」という結論に導かれているのです。
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