本日の心理学・名言1647-5

人生は公平ではない。
それは不愉快ですが、絶対に真実なのです。
皮肉なことに、この事実を認めると気持ちがずっと自由になるのです。

私たちがしでかす思い違いの一つは、
自分や他人を気の毒がることです。
人生は公平でなければいけない。
いつかそうなるべきだ、とつい思ってしまうのです。

ですが、人生は公平ではないし、そんな日が来るはずがありません。
いったんこの思い違いにはまると、
人生が思うようにいかないことにクヨクヨしたり、
人と傷をなめ合って人生の不公平についてグチを言い合うことに
時間をとられることになります。
人生は不公平だという事実を認めると、
自分を気の毒がらずにすむようになり、
いま持っているものを最高に生かそうと
自分を奮い立たせるようになります。
すべてを完璧にしようとするのは「一生の仕事」ではなく、
自分に対する挑戦なのです。
この事実を受け入れれば、人を気の毒がることも無くなります。
みんなそれぞれに困難を乗り越え、
それぞれの挑戦に立ち向かっているからです。
人生は不公平だという事実をはっきり認めると、
人に対しても自分に対しても共感することができます。
共感は哀れみと違って相手に心からの優しさ伝えることができます。哀れみは相手を下に見ているので、
同列に見ている共感とは違います

今度、社会の不公平について考える時があったら、
この基本的な事実を思い出してみましょう。
そうすれば自己憐憫を振り切って、
何らかの手を打とうという気にさせてくれるから驚きです。
*憐憫:れんびん=かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ

フロントページへ戻る