本日の心理学・名言1640-4

人は、自分の個性や能力を発揮している
姿が一番美しく、尊いものです。
その姿を応援するのが命の礼賛(らいさん)です。
悦びに共感することが励ましであり、応援です。
「がんばれ!」などと言うことが応援ではありません。
最高の応援は、悦びに共感し、我が事のように一緒に悦ぶことです。「悦びを分かち合う悦び」を知っている人は誰でも出来ます。
相手の都合や立場を気遣うこと。これも命の礼賛です。
例えば相手に電話する時、相手の都合を無視するというのは
立派な暴力なのです。
これは相手の心の痛みを慮る心とも共通することです。
相手の悲しみや苦しみを知ろうとする心の配慮です。
また、これは己の欲せざるところ人に施すことなかれ、と似ています。
自分がされてイヤなことは、
人にもしないように気をつけるということです。
そういう相手の心の痛みを慮り、相手を思いやる心がないと、
知らぬ間に人にイヤなことを押付けて
相手を不愉快にさせてしまいます。
命の否定になってしまいます。
相手の心の痛みを慮ることが励ましのエールなるのです。
* 礼賛(らいさん):すばらしいものとして、ほめたたえること。また、ありがたく思うこと
* 慮る(おもんばかる):周囲の状況などをよくよく考えること

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