本日の心理学・名言1627-6

@Kのロジック  155ページより
児玉光雄著  PHP刊

完璧主義者は常に目標を達成しないと気がすまない。
言い換えれば、よい結果のときは問題ないが
よくない結果に終わると、それを引きずる。
完璧主義者は浮き沈みが激しい。
だから常に感情的に不安定であり、
心の中に不安や恐怖を抱えている。
それだけでなく、たとえ目標を達成しても
「もっと高い目標を設定して頑張らねば・・・」と考えてしまい
常にストレスを抱えながら生きる運命にある。
このタイプの人間は現状に常に不満を持っており
「もっと、もっと」や「・・・ねばならない」が口癖である。
それだけでなく、完璧主義者は
常に未来の夢を描くだけで現実を疎かにするから
なかなか成長していくことができない。
一方、最善主義者は現実をしっかりと受け止めて
現状でベストを尽くすことに生きがいを見出せる。
目の前の作業をするその瞬間を楽しめるから、
結果がどんな形になろうと後悔しない。
(中略)
完璧主義者は往々にして挫折や逆境を認めようとしないが
最善主義者は夢を叶えるためには、挫折や逆境は必然であり
むしろそれらが自分に飛躍のヒントを与えてくれる
必須要素であると考えている。
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私が大好きなイチロー選手は、間違いなく最善主義者だと思います。
自分が目指す理想の姿はしっかりと持っていますが、
彼が大切にしているのは
そこに到達することではなく、そこに到達するまでのプロセスです。
どんな練習をして、何を食べて、
どんな意識でバッターボックスに立つか・・・
それを常に必死に考え、一つずつ積み重ねてきたからこそ
今のイチロー選手があるわけです。
辛く苦しい体験をきちんと受け止められる人でありたいですね!
by本日のレシピ

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