本日の心理学・名言1626-2

@Kのロジック  102ページより
児玉光雄著  PHP刊

「お金はムチと同じで、人を働かせることならできるが
働きたいと思わせることはできない。」
もしもあなたがビジネスパーソンなら、
ベースアップが会社側から示されたとき
「しめた!」と満面の笑みを浮かべるかもしれない。
しかし、それがあなたの勤務態度を向上させて
くれるとはとても思えない
ハルバースタム博士(ハーバード大学教授)はこうも言う。
仕事のもっとも豊かな報酬は、目の前に
つまり仕事をするという行為そのものの中にある。
これこそ好ましいモチベーションの典型例。
どんな面白くない内容の作業でも、
その作業を通して,自分が成長する手応えを
敏感に感じながらその作業に没頭する。
そんな心理・行動パターンが私たちに永続的な高いレベルの
モチベーションを維持させてくれる。
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お給料が上がったから=仕事の質が上がるか・・・と言われたら
必ずしもそうではないかもしれません。
経済的報酬というのは、不満の解消には有効と言われていますが
態度や行動を劇的に変える効果は薄いとも言われています。
確かに、増えた当初は意気に感じるかもしれませんが
毎月同じ額が振り込まれていけば、それが当たり前になり
「また増えないかなあ」という怠けた気持ちが充満するかもしれません。
持続的なモチベーション、
心の底から湧き上がってくる強いモチベーターは
働くことそのものの価値であり、目的以外にありえないのでしょう。
何のためにそれをやるのか・・・見失わずにいきたいですね!
*モチベーション:人が何かをする際の動機づけや目的意識。
*モチベーター:モチベーションを左右する要素
by本日のレシピ

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