本日の心理学・名言1620-6

@人は理では動かず情で動く  15ページより
向谷匡史著  KKブックス刊

元総理大臣 田中角栄はどんなに忙しくても、
体調が悪くてさえも人に会うことを拒むことはなかった。
(中略)
「連続して人に会い、疲れて休んでいるとき、お客が切れぬとき、
こうした場合でも田中さんは会ってくれた。
『わざわざ出向いてきたんだから』なんて言いながらね。
政治家は会うのが商売ですが、私もそこまではなかなかできない。
人と会うのが醍醐味になってこそ本物』と、よく言われました。」
→ 細川内閣防衛長官の中西啓介談
「私のところの(中曽根派)議員の地元青年たちが上京してきた。
『田中先生に是非会いたい』という。
しかし、先生は丁度風邪を引いていて、三十九度の熱を出していた。
それでも先生は『かまわん、連れてこい』と、結局会ってくれた。
先生は『新潟から昨夜帰ってきてね。昔、母から聞いたように
白ネギを首に巻いてタマゴ酒を飲んで布団にくるまっておったんだ。
だいぶよくなった』と言われ、
約四十分、目白のお宅の庭で
青年たちに政治のことを諭すように話された。
うちの議員は田中派じゃなかったのに、
田中先生はここまでやってくれた
→ 中曽根派代議士の秘書談
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このエピソードを読んで、私は猛省してしまいました。
私は、人と会うのも好きですが、
自分一人で内観するのも好きなので
結構な頻度で自分一人の時間を優先的に創ります。
でも、やっぱり人と会うのも大事なんですよね。
自分がどんなに忙しくても、体調が芳しくなくても
その瞬間しか会えない人もいるかもしれません。
自分の命の時間を、自分のためだけでなく、
ご縁のあった人達のために使って行きたいですね!
by本日のレシピ

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