本日の心理学・名言1619-8

@私の体を鞭打つ言葉  229ページより
原田まりる著  サンマーク出版刊

目の前に広がる世界が、辛い現実だったとしても
自分は自分から逃れることはできないのだ。
生きていく上で、自分からは一生逃げられない。
だから、いまの自分を見直し、新たな目標を見つけ、立て直していく。
人生とは軌道修正の連続なのだ。
そして、私の場合、「死に直面した」からこそ
自分の中に新たな価値観が生まれた。
死を意識し、生に活かす。
死を想像させるような苦痛を経験したからこそ
私の中で芽生えた価値観を殺すことなく生き抜く。
人生は予期せぬ出来事の連続である。
「何が起こるか?」が問題なのではなく
「何かが起こった上で、自分がどう生きるか?」が
人生の命題であるのだ。
(中略)
人間は生まれた瞬間から絶え間なく死に向かっており
しかも、いつ死期が訪れるか分からない状態で過ごしているのだ。
(中略)
生きにくいと感じることもある人生で
自分らしい人生を生き抜き、味わうことができるのはたった一人
「いまここにいる自分」にしかできないことなのだ。
自分が自分として自分らしく生きていくことに、誇りと感激を。
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著書の原田さんが言っているのと同じような体験を私はしてきました。
私は、養父母が読み書きが殆どできなかったので、
幼心に、「自分は遊ぶことより、勉強しなければ」という気持ちになり、
その結果、友達がほとんど出来ませんでした。
そして、大学の4年生の時に、ついに心の緊張が切れ、
うつ病になり、死ぬことばかりを考えていました。
その後、状態が安定したので、結婚したのですが、
一般常識というものが分からずに戸惑い、パワハラによる過労もあり、
また再発して働けなくなりました。
家族に残してやれるものは「生命保険」だけだと思い、
自殺未遂を何度となく繰り返しました。
結局、離婚してしまいました。
子どもたちには、離婚以来1度も会わせてもらえません。
このような体験を20代から30代にかけての
自分自身の人生においてすることで
今の私の死生観、人生観、仕事観があります。
日々「死」を意識しているからこそ、
日々どう生きるかを真剣に考えます。
by本日のレシピ

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