本日の心理学・名言1617-6

@私の体を鞭打つ言葉  54ページより
原田まりる著  サンマーク出版刊

不幸には二種類ある。
ショッキングな出来事を目の前にしての不幸
何となく心に停滞している嫌な気持ちからくる不幸である。
哲学書の中に「幸福論」というタイトルがついた代表作は三つあるが
これらは後者のような「何となくの不幸」に対して書かれている。
しかし、ショッキングな出来事を目の前にした場合の不幸も
自分で悲しみをやわらげることは可能である。
(中略)
悲しい出来事を目の前にして
「自分で自分の悲しみを盛り上げる」という行為を
知らず知らずのうちに行っている場合がある。
自分で自分の悲しみを盛り上げ、失意の波にのみ込まれて
解決策を探す気力まで失ってしまうケースである。
自分の気持ちを直視続けていても、現状は打破できないのだ。
幸福になりたいと思うならば、
自分の感情に溺れるのではなく
解決策を探ることに意識を向けることが第一であるのだ。
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今日のレシピにあるような、自分で自分の悲しみを盛り上げる行為って
実は結構やっているかもしれませんよね。
自ら悲劇のヒロインを演じてしまうようなことです。
私は誰よりも不幸なんだ。
私は今大変な思いをしているんだ。
そう思うことで、どんどんと気持ちが沈んでいきます。
周りの人は、他人が自ら演じる不幸にそこまで関心がないので
気づけば、不幸のどん底まで落ちていってしまいます。
大切なことは、自ら未来に目を向け、解決への一歩を踏み出すこと。
現状に留まるのではなく、常に前向き、先を見ていきたいですね!
by本日のレシピ

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