本日の心理学・名言1612-4

@【アガるから成功する
TV番組「SONGスペシャル 矢沢永吉 Still Rock Singer」
その番組を見ていてで三度くらい戻って見直したシーンがありました。
それは永ちゃんが次のように言ったシーン。
「俺、けっこうアガリ症だから、やる前は今日できるかな・・みたいな。
本当は(足が)ガクガクしてたの。楽屋ではね。」
「え~っ!!!!」マジ、びっくりしました。
40年以上ライブしているんですヨ・・・。本当に驚いた。
以前、タモリさんがこんなことを言っていました。
「アガらない芸人は一流になれない。」
そのアガリには次の2つの原因があると言われています。
(1)生理的覚醒(心臓のドキドキや発汗、震え等)
(2)認知的不安(嫌な考え、不安心理等)
そして、心理学者ロバート・ヤーキーズとジョン・ドットソンの
実験によると、パフォーマンスが最高になるのは
ストレスが中程度の時だということが分かっています。
簡単に言うと心臓のドキドキや発汗や震えがなくなると
パフォーマンスが低下するということ。
だから、アガリは「無くす」のではなく「味方にする」方が得策。
もちろん生理的覚醒が一定の限度を超えたり、
認知的不安が高まりすぎるとパフォーマンスは低下します。
だから、アガリ症の人は「ドキドキしてきた。やばい・・・」ではなく
「ワクワクしてきた。いいね!」と
リフレーミングスキルで、
認知的不安をコントロールし、
アンカーリング等のリラックススキルを
身につけて
心理的覚醒をコントロールすれば、
最高のパフォーマンスが出せるということです。
*リフレーミング:ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。
*アンカーリング:特定の体験に対して、五感を利用した感覚的な刺激を条件付けし、その体験を定着させて、いつでもたやすくその時の精神状態を引き出せるようにするテクニックのこと。
スポーツ選手もビジネスマンもここ一番の場面では
必ず心臓はドキドキして、手に汗をかき、手が震えます。
だからこそ良い結果が出るのです。
永ちゃんの場合も【アガるから最高のステージが生まれる】わけです。
私達も、これからは、『いいねえ!ドキドキワクワクしてきた。
今日もいいパフォーマンスができる!
と思えるようにしたいものですね。
byビジネス心理学

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