本日の心理学・名言1603-6

@無印良品の人の育て方  170ページより
松井 忠三著  角川書店刊

仕事をさぼる人は、性格的な部分もありますが
大抵はそのミッションに賛成していないか
本当はやりたくないのに任されているという場合がほとんどです。
こういうケースは、そのミッションを達成することが
会社の中でどんな役割を果たすのか、
相手に説明する必要があります。
それも、本人が納得するまで説明するのです。
(中略)
ドストエフスキーの『死の家の記録』に
「半日かけて穴を掘ってから半日かけて
埋めるという作業が罰になるのは
単調な作業を繰り返すことに人は耐えられないからだ」
という話が出てきます。
人は「種を蒔く」といった目的のために穴を掘るのは
苦ではありませんが
ただ掘って埋めるだけという意味の分からない
作業だと苦痛を感じるのです。
仕事でも、目的がわからず「やらされ感」がある限り、働くことを苦に感じます。
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HowとWhy
「どうやってするのか?」というHow系の問いばかりでは
現実的で実行しやすいことばかりに焦点が当たり、
本質を見失ってしまう。
「なぜやる価値があるか?」というWhy系の問いを重ねることで
より大きな目的や全体のためという物事の根幹を見失わない。
これは、非常に大事だと思って頂きたいのです。
人は目的を見失ったときに廃人となります。
何のためにやるのか、それをやることで誰が喜んでくれるのか
そういったことを常に見失わずにいれば、
いつ、どこで、どんな環境にいたって
しあわせになれるのではないでしょうか。
何のために・・・絶対に忘れたくないですね!
by本日のレシピ

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