本日の心理学・名言1602-8

@無印良品の人の育て方  165ページより
松井 忠三著  角川書店刊

朝令暮改(ちょうれいぼかい)をするとき
「方法を変えても、方針は変えない」という
一点は守らなければなりません。
会社の根幹に関わる理念やポリシーといった
軸がぶれなければ方法を変えても問題ないでしょう。
(中略)
軸をぶれさせないためには、環境や条件が変わったときは
むしろすぐに変更すべきことは変更した方がいいのです。
「老舗の味」を標榜しているお店でも
昔から変わらない製法をそのまま守り続けようとしたら
おそらく衰退していくでしょう。
時代によって人の好みも、材料の味も変化します。
それに合わせて作り方を変えないと、老舗の味は守れません。
守るべきは味と信用であり、その方法ではないはずです。
*朝令暮改:朝に命令を出して夕方それを変えること。
法令が出てもすぐあとから改められて、あてにならないこと。
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よく尊敬されないリーダーの要因の一つに
「すぐブレる」ことが挙げられます。
言うことがすぐ変わるので信頼を失ってしまうのです。
でも、言うことが変わるから信頼を失うのではなく
何に対してブレているかということが問題なんですよね。
絶対にブレてはいけないことは・・・
何のためにやっているか。

そして、絶対に手放してはいけない根幹は何なのかということです。
自分がやっている仕事、提供しているサービスや付加価値
それを存在足らしめている本質やかけがえのない価値観や想い
そういったものだけは絶対に手放してはいけないのです。
振り子時計は、時を奏でるときに必ず真ん中を通ります。
それは、私たちにとっての「中心軸」と同じ。
軸があるから時を奏で、生きていくことができるのだと思います。
自分にとっての大切な「軸」。見失わずにいたいですね!
by本日のレシピ

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