本日の心理学・名言1602-2

憎めない人ってどんな人?
ヘルプのサインを出せない人は、
ときどき自分の不器用さが恨めしくなります。
「こんなにつらいんだから、ムリしなくてもいいはずだ」
「口には出せなくても、
ダメなときはそういう顔を見せてもいいんじゃないか」
そう考えるのですが、できません。
それができるぐらいなら苦労しないのです。
結局、いつもと同じようにふるまってしまいます。
そういう人は「甘え上手な人」が羨ましくなるのです。
昨日まであんなに元気だったのに、
きょうは朝からしょんぼりしています。
いつもはみんなに声をかけて飲み会に誘うのに、
周りが誘っても「そんな気になれない」とつぶやきます。
仕事中にも大きなため息をついたり、つらそうな足取りで歩きます。
「どうしたの?大丈夫?」と声をかけると
「大丈夫だよ」と弱々しい返事です。
これでは周囲も気になります。
「大丈夫だよ」と言われても、放っておけない気持ちになります。
それでつい、
「元気だそう!おいしいものでも食べて、おいしいお酒でも飲もう!」
と声をかけると、「そうだね、ありがとう」と答えて、
結局、飲み会ではたっぷりグチをこぼして、みんなに甘えまくるのです。
こういうタイプの人、憎めないといえば憎めません。
つい声をかけたり、元気づけてあげたくなります。
それに、ふだんは朗らかですから、
一緒に飲んだり食べたりしているうちに
だんだんと明るさを取り戻します。
そうなれば周囲もホッとしますから、楽しい時間になるのです。
しかも、自分から弱音を吐いたり、
不満を漏らしたわけではありませんからね。
周囲が察してくれて励ましてくれるのです。
すごく得な人です。
でも、そんな人がいてもいいと思うのです。
いつもそうでなければ、
苦しいときに励ましてくれる人がいるというのは、
あなたの人望なのですから。
by心のストレッチルーム

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