本日の心理学・名言1600-5

@無印良品の人の育て方  119ページより
松井 忠三著  角川書店刊

「任せきる」というのは、それほど簡単な話ではありません。
リスクを軽減するなら、何人もの社員を同時に現地に送り込んで
みんなで検討させる方が安全です。
しかし、それでは「自力で判断する」という力が身につきません。
一人であれこれ知恵を絞る体験で鍛えられるから
一回りも二回りも成長するのです。
無印良品があえて過酷な環境に社員を送り出すのは
修羅場体験こそがもっとも人を成長させ、
人間力を高めると思うからです。
私自身の経験からも、若いときに苦労した人ほど
人間力が高まるのだと実感しています。
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自分で何とかするしかない環境に身を置くことで、
生きる力、生きていく自信が身につくと思います。
そういう体験が、どこに行っても生きられると思わせるのです。
何の根拠もない自信ですが、そう思えるだけで不安が無くなります。
守ってくれる人がいない方が、人は成長します。
会社でも、家庭でも、どこまで任せ切るか・・・このバランスがすごく大切ですね!
by本日のレシピ

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