本日の心理学・名言1199-3

@上手に「ノー」をいえる人ほど、逆に信頼される!
人から何か頼まれて「ノー」と言えない人は、人に嫌われたくないという思いが強い人です。
いわば「八方美人」的な人ですが、これは日本人に多く見られます。しかし、みんなに「ノー」と言わないということは、みんなに「イエス」ということになって、みんなの仕事を全部引き受けてしまうことになります。それはそれで、「あの人は何でもイエス」と、自分の意見のない人と見下されてしまいます。
更に、発言内容に食い違いが生じると、「あの人、誰とでも調子を合わせて、一体何を考えているの?」と信用されなくなります。このため、自分は嫌われたくないと思って、精一杯努力しているのにもかかわらず、それが裏目に出て結果的に嫌われてしまうことになります。
このような時にはむしろ、「イエス」「ノー」をハッキリした方が、「竹を割ったようなさっぱりした性格」として好かれる可能性があります。
ただ、日本語は「ノー」を表現しにくい言語です。上から下へは「ノー」が言い易いのですが、対等な関係や下から上に対して上手に断る言葉がありません。
ですから、そう言う場合は、「忙しくて」「他の仕事で手一杯で」「上司から呼ばれているので」など角が立たないように、慎重に、でもきっぱりとした断りの言葉を選ぶ必要があります。
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