@A:
どんな長所を持った人物も世間の支持がなければ、
「石ころだらけの道」を歩むことになる。
byグラシアン
すごく頭が良く素晴らしい能力に恵まれた人がいます。
「大きなことを成し遂げたい」という野心があり、
行動力も秀でていて、実際に飛び抜けた実績もあげているのです。
しかしこのような人の中には 、思い上がってしまう人もいます。
威張ったり、周りの人を馬鹿にしたり 、
自分の思い通りに無理やりに人を動かそうとしたりするのです。
そのような思い上がった人は
、様々な長所に恵まれていても、周りの人から嫌われてしまいがちです。
周りの人に嫌われてしまったら、何をするにも協力が得られなくなります。
グランシアンの言葉にある「石ころだらけの道」を歩むとは、
まさに苦労の多い人生を歩むということなのです。
自分の長所を活かしていくためには、周りの人の協力が必要不可欠です。
一人の力だけでは、大きなことは成し遂げられません。
様々な長所に恵まれているからといって、思い上がることなく、
周りの人を尊重し、仲良くやっていくように心がけることが大切です。
周りの人と円満な関係を保つことが、
結局は自分の長所を生かす道になります。
@B:
決心する前に完全な見通しをつけようとする者は、決心することができない。
byアミエル
「こういうことをしたい」という願望を実現するためには、計画を立てることが必要です。
計画とは、「どのぐらいの期間で」「どのように進めていけば」「これだけの成果を得られる」
だろうという見通しをつけることを言います。
何の見通しもなく物事を始めたら 、途中で混乱が生じることになります。
何をどうしていいか分からなくなって、挫折することにもなるでしょう。
見通しをつけておくことはとても大事なのです。
しかしながら、あまりにも「完全な見通しをつけよう」という完璧主義に陥るのは避けた方が賢明です。
というのは予想外のことが起きたり、思っていた以上に難航したりすることが人生だからです。
つまり、完璧な見通しをつけようとすることは、そもそも不可能なのです。
それにも関わらず、「こういう場合はこうする」「ああなった時はこうする」
と完全な見通しをつけようとすると計画に時間がかかりすぎてしまうでしょう。
その結果、行動に移せないまま終わってしまうことになりかねないのです。
見通しは、ある程度付けて行くぐらいでいいと思います。
それよりも、やる気が 燃え盛って いるうちに 行動を始めるのが良いのです。
後のことは行動しながら考えていけば良いのです。