@A:
寝床につく時、翌朝起きることを楽しみにしている人間は幸福である。
byカールヒルティ
幼い頃、遠足などの楽しいイベントがある前日の夜、
布団の中で、「明日が楽しみでしょうがない」と
胸をときめかせた幸せな経験が誰にでもあるでしょう。
本当に幸福なひとときだったと思います。
それと同じように社会人になってからも、
次の日を楽しみに眠りにつける人は幸せに違いありません。
「明日あんな仕事ができる」「明日あの人に会う楽しみでワクワクする 」
といった気持ちで眠れるのは最高の幸せの一つです。
反対に次の日を考えるだけでネガティブな感情にとらわれる人もいます。
「明日嫌な仕事をしなければならないのか 」「明日あんな人に は会いたくなくて辛い」
といった気持ちで眠るのは辛いことです。
ではどのようにすれば 明日が待ち遠しくなるのでしょうか。
「今日あった良いことをイメージする 」「明日ある良いことをイメージする」のが良い方法です。
「今日はいい仕事ができた明日もうまくいくに違いない 」
「明日は嫌な仕事があるけどそれが終われば会いたかった人に会える」といった具合です。
そうすれば 、寝床につくときに心地よい満足感が生まれます。
明日への明るい希望が生まれます。
それは今日全力で生きることにもつながるのです。
@B:
人間の最大の幸福は、徳について語ることができることにある。
徳のない生活は、人間に値する生活ではない。
byソクラテス
健康で好奇心を持ち、笑い合いながら日常を楽しむことが、豊かな人生だと言っていいでしょう。
ただ、時には、「人間の徳」についてについて語らう時期を時間を持つと、
人生はさらに幸福になると思います。
「世の中の人々に広く役立つことができないだろうか」
「みんなで一緒にボランティア活動に参加できないか」
「人の幸せのために生きることが自分の幸せにつながる」
人間の徳について書かれた哲学書や 思想書を読んで話し合ってみよう。
そういったことを友人や家族と話し合うのです。
そのように「徳について身近な人と話し合うこと」
「みんなで徳のある行為を実践していくこと」は、
幸福になる大きな要因になるのです。
日頃は慌ただしく生きているからこそ、時には徳という高尚な考えについて、
話す時間を持つといいのです。
もちろん一人で 思索にふけるのもいいと思います。
しかし一人で思索にふけった結果を友人や家族と共有することは、もっと素晴らしいことです。
それは、人間としての誇りを持って生きていくことに繋がります。
*高尚(こうしょう):学問・技芸・言行などの程度が高く上品なこと