本日の心理学・名言21342-1

A
とても当たり前な例ですが、

数学で公式を教わっても、
いきなり公式を自由自在に使いこなせるわけではないでしょう。
例題は解けても、ちょっと形式の違う基本問題は解けないとか、
発展問題になると手も足も出ない・・・そんなケースもあると思います。
ですが、それは数学ができないから解けないのではなく、
単に公式を自由に使えるほどの基本知識・基本スキルが
まだ身についていない(発展途上)というだけです。
このように、何かの成果を出すとか、うまく使いこなすには、
ある程度の「時間」と「練習」が必要なのです。
上記の例は、かなり当たり前で、まさに「その通り」だと思えても、
なぜか、自分の思考・感情トレーニングや、
理想を叶えるスキル、
コミュニケーションスキルなどは、
すぐに「結果」を決めてしまう人が多いのです。
そのことが分かっていると、
「カンタンに成果が出る」「一瞬で成功できる」「すぐに変われる」という
言葉に誘われてしまう・・・ということも減るかもしれません。
変わるのは確かに一瞬です。
ですが、その一瞬までには、大切な基本知識・基本スキルがあるのです。
土台なくして、立派な建物は建てられない。
そう考えて、基本練習を日常の中で、どんどんしてみてはいかがでしょうか。
by
自己維新

B
コミュニケーションの中で、

自分を正確に伝えようとする努力のほかに、
もう一つ大切なことは、
相手が言っていることを相手の思いに即して、
理解しようと努力することです。
自己表現は出来るだけ正確に、
そして他者理解も出来るだけ相手の『準拠枠』に沿って、
やろうとすることが必要なのです。
*準拠枠:一人ひとりの理解の枠組み、言葉への意味付け