@A:
定番デートは心理学も太鼓判
遊園地のほか、デートにおける定番の行為といえばドライブに映画、食事など。
ここにも、心理的な要素がたっぷり含まれています。
二人での食事は誰かと一緒のものを食べるという行為が、
人間の本能である食欲を満たす体験であるため、気分を良くしてくれる効果があります。
また食事をする時はリラックスした状態になるので相手のことを受け入れやすくなります。
ビジネスにおける飲み会などの接待も、このような効果を期待して行われるもの行われるものです。
次に映画館にも当てはまることですが、食事の後にはバーなどやや暗めの場所や
ムードのある場所を選ぶといいでしょう。
これは薄暗い場所は人間の警戒心を緩め心を開きやすくする効果があるからです。
かつて心理学者が行った実験で明るい部屋と暗い部屋に男女を入れて、
その様子を観察したものがありました。
明るい部屋に入った男女は、離れて座り、終始、当たり障りのない会話を展開。
対して暗い部屋に入った女性は徐々に口数が減り気になった相手とお互いに距離が縮め始め、
触れ合ったりするようになったのだとか。
このように、暗い場所は普段の抑圧が取り扱われ、
羞恥心も 薄れる、カップルが甘い時期を過ごすには実に好都合な条件なのです。
また女性の場合ドライブで狭い車内で過ごす人とは協調性が生まれ、
仲良くなることが実験で報告されています。
これは パーソナルスペースと関係があり、狭い車内で二人の時間を過ごすことは、
両者の間をより深める効果が期待できるのです。
このように、 ありきたりと思えるデートの定番行動にも多数の心理的メリットが含まれています。
これらの心理テクニックを応用すれば、 十分な心理効果が期待できます。
* パーソナルスペースの目安
45 cm 以内 : 親密な関係
45から120 cm以内:個人的な関係
120から360 cm以内 :社交的な関係
360cm 以上: 公式的な関係
@B:
『相手に聴く』とは、相手の『準拠枠』に沿って理解しようと、
相手に耳を傾けることをいいます。
したがって、『相手に聴く』とは、相手の言わんとすることを理解しようとすることであり、
ただ相手の言っている事を耳に入れるだけでなく、また内容をただ頭で理解するだけでもなく、
相手が言葉と表情,態度、声の調子などで分かってもらおうとしていることを、
分かってもらいたいように理解しようとすることです。
その意味では、相手を理解することには、耳や目だけではなく心も使う必要があります。
*準拠枠:一人ひとりの理解の枠組み、言葉への意味付け。