本日の心理学・名言21310-1

A
ラストだからこそ 手抜き演出は禁物

途中まですごく面白かった映画もラストシーンがイマイチだと駄作のように感じられてしまうもの。
反対に、ささほどパッとしないストーリーでも、予想外のラストが待っていると、
「結構面白かったね」という事に。
これを終わり近くの感情ほど印象的に感じられる「親近効果」と言います。
この効果はデートでも有効です。
楽しいデートほど別れるのが辛いもの。
その別れ際の会話で、気の利いた一言と共に先に別れを告げると、
相手に少々寂しい気持ちを残すことができます。
相手の中でその気持ちは、次に会う時まで残り、深い愛情へと変わっていくのです。

B
最初の2秒」の人間的信憑性
じっくり物事を見定めて判断すること」は、一般にはどちらかと言うと美徳とされています。
もちろん心構えとして必要とされる部分もありますが、心理学的にベストの策とはされていません 。
「十分な情報を集めて判断されたこと」と「瞬時に頭の中で判断したこと」を比べた
心理学の実験では、実は大きな差がない、という結論も出ているからです。
人間は、瞬時に決断が必要とされる危機的状況に対して、
「判断能力」を磨いて進化してきました。その証拠に日常生活のほとんどの物事を、
人は少ない情報から無意識に判断しています。
道を曲がった先のに交通量が多い 。
道路があったら、瞬時に「危ないな、注意しなくては」
と判断できるのが人間。
ここで
いちいち時間をかけて通行する自動車の台数、信号機の確認など、
状況の危険度を調査し考える人はいません。

初対面で恋愛対象か否かをカテゴライズしてしまう
多くの女性の脳に泣かされた
男性は少なくないかもしれませんが、
瞬時に物事を正しく判断できる能力が身についている
人間とって、
それはある意味効率の良い、当然の事。

生理的にそういうことになっているというのであれば、その特徴にあった対応を考え、
行動する人間でありたいものです。
*信憑性:情報証言などの、信用してよい度合い

@C
毎日を幸せに過ごすポジティブシンキングのコツ
ストレスは生きる活力でもありますが、
過剰に抱えこむと心身を疲弊させてしまいます

しかも、ストレスの原因となる怒りなどの感情は、
自分の頭の中で判断されたものですから、
自分がどのように物事を捉えるかが軽減への手口となってくるのです。
同様に「幸せ」だと感じる尺度は、人によって異なります。

これを主観的幸福感と言います。
そのため、様々な人間関係を作っている現代の私たちは、
物事の受け止め方がとても重要なのです。

悪いことばかりにとらわれて落ち込むのではなく、
プラスの面に目を向けられるようになれば、
今よりももっと「幸せ」を感じることができるかもしれません。

by
日常の中の心理学