本日の心理学・名言21306-3

A
相手を離れられなくする心理術

人間は、精神的・物理的な物事を交換することで社会を成り立たせています。
心理学者はこれらを「心理的報酬」と」呼び、
そこに含まれる要素を持っ6つに分類しました。
それは「愛情」「サービス」「物品」「お金」「情報」「地位」で、
人間はこれらの報酬をたくさん与えてくれる相手に好意を持つとされています。
しかし、この心理的報酬をどちらかが一方的に受けていると、
心の負担が大きく偏った状態を避けようとする心理も働きます。
いつも食事をご馳走にしてもらっているから、誕生日にはプレゼントを、といった行動。
これには、自分の 受けた心理的報酬を何らかの形で返したい「返報性」
と言われる気持ちが働いています。
相手に何か物品を贈ることで、
心理的報酬の偏りをなくしておきたいのです。
男女の仲を持続させるには、この心理的報酬で相手が欲しがるものを
理解することが重要となります。
相手が「サービス」を欲しているのに「情報」を与えても無意味なのです。
また、この心理的報酬の返報性を利用すれば、相手の心をつなぎとめておくことも。
相手のニーズに合った心理的報酬をやや多めに提供し、
少しだけ貸しを作った状態をキープしておけば、
相手の罪悪感を利用して あなたから 離れられなくできるのです。
* 返報性(へんぽうせい)の原理;
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、
お返しをしなければならないという
感情を抱くが、こうしたを心理をいう

B
デメリットがメリットになる法則

八百屋さんの「安いよ安いよ」という売り声ではないですが、
取引などビジネスの現場においても、繰り返しの法則は有効です。
商品の素晴らしさを繰り返し説明することで、
相手は理解とともに商品への思い入れを深めていくのです。
なお、自社製品などの特徴について説明する際、
メリットのみをあげると どことなくマユツバ、上げ底な印象をが否めません。
そこで 9のメリットを伝えたら、あえてデメリットも1つ伝えてみましょう。
そうすることで、発言者の信頼度は格段にアップ、
メリットの内容自体もより素晴らしいものとして伝わるようになります。
*繰り返しの法則→熟知性の原則」:
頻繁に顔を合わせている相手とは何をしているわけでもないのに、
なんとなく親密さが増す