本日の心理学・名言21278-1

A:問題解決のためのアサーション:
DESC法でセリフを作る~
D=描写する
E=表現する、説明する、共感する
S=特定の提案をする
C=選択する
「会議の場で、たばこを吸っている人が何人かいて、
たばこを吸わない自分が、何か方策を出そうとしている」
ケースでDESC法で、セリフを作ってみましょう。
会議が始まって一時間たったので、この部屋がたばこの煙で一杯ですね(D)。
私はたばこを吸わないので、のどが痛くて、頭もボーとしてきました(E)。
しばらく休んで空気の入れ替えをしませんか(S)。
そうすれば、みんなが気持ちよく、会議を続けられると思います
(肯定的な結果に対するC)。
もし、休憩をとるのが無理ならば、
窓を明けてしばらくたばこを吸うのをやめていただけますか
(提案を受け入れられなかった場合のC)
このDESCについて、ケリーは
「アサーションはいわばDESCの習慣化されたもの」といっています。
表現に困った時、また複雑なことを決めたりするときには、
DESCを作ってみましょう。
注:アサーションとは、
「自他の尊重の権利を侵さない限り、自己表現をしてもよい」という意味です。

B
非言語上のアサーションを考える上で、
一つ重要な視点は、文化の違いです。
非言語的表現は、文化によって意味が異なるからです。
また、私たちは、馴染みのないものに対しては
警戒心や不安を持ちやすいものです。
個人の違いも、突き詰めれば文化の違いと考えられますから、
それを敵意や攻撃的態度と誤解しないことです。
そして、そんな時は、率直に、アサーティブな態度で、
相互理解を進めようとすることです。
文化間交流や国際化は、個人の違いを受け入れ、
自分も他人も大切にしようとする
アサーションの精神の延長線上にあるといえるでしょう。
注:アサーションとは、「自他の尊重の権利を侵さない限り、自己表現をしてもよい」という意味で、アサーティブはアサーションの形容詞です。