本日の心理学・名言21274-1

A
自分をオープンにしない人たちは、

その結果、誤解や無視、攻撃などに出会って、
傷つき臆病になっていることが多いのでしょう。
にもかかわらず、人と話したり、
一緒に何かをしようとすることは,
自分を知らせることであり、それなしには事は進まないのです。
たとえば、自分のことは知られたくないと思って、
黙っていたとしましょう。
確かに自分から積極的に何かを伝えようとはしていませんが、
黙っていること自体で、
「話したくない」とか「知られたくない」などということを
伝えている可能性があるのです。
そんな時は「知られたくない」といった方が誤解はされないでしょう。
コミュニケーションは、
伝えていないことも含めて、コミュニケーションです。
人間関係には、自分を知ってもらうことはつきものであって、
自分を知らせない話し合いはなく、
自分を知らせないで仲良くなったりすることはないということを
承知しておくことが必要です。
だから人はややぎこちなく、恐る恐る、少しずつ人に近づいていくのです。

B
話の上手い人は、閉じた質問(YES or NO)と
開いた質問(YESNOでは答えられないもの)の使い分けがうまく、
さらに自分を相手に知らせることに躊躇がないのはもちろん、
それに加えて無料でも情報を出し、おまけを付け加えるのが上手です。
つまり、要求された答えをするだけではなく、
質問に関連したことや自分の関心のあることを付け加えて、
相手と共有できる領域を広げます。
スムーズに進んでいる会話とは、こんな「おまけ」が程よく加味されていて、
その結果、双方が一つの役割に固定されず、
自由に流れるものということが出来ます。
おまけの情報が加味されていないまま役割分担が決まってしまい、
身動きできない会話になる理由は、
何らかの思い込みがあるからでしょう。
「余計なことは言ってはならない」とか、
「差し出がましいのはよくない」とか、
「目上の人に答える時には、簡単に」などの思い込みです。
このような思い込みをなくし、情報を膨らませて,
お互いかかわりを持つ領域を広げる努力をしたいものです。