本日の心理学・名言21270-1

A
自分の思い通りにしたい人は、

思い通りにいかないのであれば、死んだ方がましだとか、
全部ないものにしてしまおうと思ったり、
すぐに相手を責め、相手を変えようとします。
この世には、気質の違った人、
好き嫌いや考え方の違った人が生きているわけですから、
思い通りにならない方が当たり前で、
思い通りになるほうが不自然なのです。
「過去と他人は変えられない」のです。
自分の過去を変えることは出来ませんが、
今からの人生を変えることは出来ます。
また、あなたが他者を変えることは出来ないのです。
ただし、変わって欲しいことをお願いしてみることは出来ます。
その気になれば、相手が変わることはあるのです。
しかし、それは相手が自分の意思で変わったことであって、
あなたが相手を変えたことにはならないのです。
思い通りにならないことに苛立ったり、致命的だと放棄せず、
状況を改善する方向を探れば、そこに道が開けていくでしょう

B
人を傷つけることは何が何でも絶対許されない~

という思い込みをもつ人は、人と接する時、傷つけないように気を使い、
控えめにものを言い、いつも相手の様子をうかがって行動します。
一見配慮に満ちているようですが、
その裏には配慮のない人に対する攻撃心が潜んでいるという矛盾を抱えています。
つまり、配慮しながら、配慮のない人を責めたくなるという心理です。
このような自己矛盾に陥らない為には、
人を傷つけないにこしたことはないけれども、
傷つけることもあり得ると覚悟することです。
私たちは、相手がどんなところで傷つくか分からないことが多いのです。
いくら気をつけていても、相手を傷つけてしまうこともあるのです。
そんな場合は、傷つけたことを認め、
それをどう修復するかに心を砕けばよいのです。
傷つけまいと必死になるよりも、
傷つけてしまうこともあり得ることを心にかけ、
その後の後始末の方法を身につけることが大切です。
また、自分が傷ついたときには、それを穏やかに相手に伝え、
再びそんなことが起こらないように努力してもらうようにお願いします。
そこで相手を責めたり、非難したりしないわけです。