本日の心理学・名言21262-1

A:アメリカのある心理学者は、
人間関係の持ち方には、
大きく分けて三つのタイプがあると言っています。
第一は、自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方、
第二は、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方、
第三は、第一と第二のやり方の黄金率とも言うべきもので、
自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方」です。
アサーションとは、第三のやり方を言います。
「アサーショントレーニング」では
第一のやり方を「攻撃的」または「アグレッシブ」、
第二のやり方を「ノン・アサーティブ」、
第三のやり方を「アサーティブ」と呼びます。
アサーションとは、
「自他の権利を侵さない限り、
自己表現をしてもよい」という意味なのです。
アサーションには、歩み寄りの精神があり、
お互いを大切にし合ったという気持ちが残るのです。
*アサーティブはアサーションの形容詞です。

B
表現しない気持ちは強化されない~

親との付き合いは長く、濃厚である場合が多いので、
よほど柔軟で、幅広い行動範囲を持った親の下で育たない限り、
親に認められた一定の気持ちや
考えを表現することだけが強化されます。
表現しない気持ちや考えは強化されないので、
だんだん薄れ、忘れ去られていきます。
時には、そんな気持ちや考えがあると、
表現できない時に苦しくなるので、
自分の中で否定して心の奥底に抑圧して、
ないことにしてしまうこともあります。
その結果、自分の気持ちがはっきりせず,
また把握できなくなるのです。
アサーションの第一歩は、自分の気持ちを明確に把握することなのです。
アサーション:
「自他の権利を侵さない限り、自己表現をしてもよい」という意味です。