本日の心理学・名言21254-1

上司へのストレス解消法
会社のために一生懸命働いているのに、
怒られてばかりでは、やる気が失せてしまうのも当然です。
もしかしたら、いじめじゃないかと勘繰りたくなることもあるでしょう。
人間同士ですから、波長が合わないという人もいるかもしれません。
そんな人が上司になっているのでは、いたたまれなく、
ストレスはたまる一方で、
緊張性扁頭痛や、過換起症候群といった心身症やうつ病などを引き起こしてしまいかねません。
直属の上司がだめなら、その上の上司に部署替えをお願いするという手はありますが、
会社という組織でそんなわがままは、なかなか通りません。
となると、あとは「思い切って転職するしかないのか」ということに考えがいってしまいがちです。
しかし、どこへ行っても上司というものはいますし、
立場上、上にはおもねり、下には厳しいものです。
この期に及んでは上司との付き合い方を考える以外にないのではないでしょうか。
ストレスの原因は、上司の発するものであれば、それを受け流すいい方法があります。
例えば、上司に怒鳴りつけられたら、
「こんなにも自分のためにエネルギーを費やしてくれるなんて、
きっとそれだけ期待してくれているんだ」と解釈してみてください。
事実、箸にも棒にもかからない部下を怒鳴り続けるエネルギーは、そうとうなものです。
それを続けていたら、上司の方が先に参ってしまうはずです。
その日も近いと考えて もういいですし、
きつい仕事を押し付けられたと感じても、
「この仕事をこなせるのは自分でしかない」というポジティブな気持ちで取り組んでみてください。
こうしたストレスを自分の中でコントロールすることを「情動焦点型コーピング」と言います。
また、「上司とのやりとりや激怒する姿を笑いに変えてしまう」のも良い方法です。
お笑い芸人がよくやっているじゃないですか。
そしてお笑いの台本までを作っちゃうんです。
すごく興奮して赤い顔をしているから、
「何か喉に詰まらせました?」と他人事みたいに返したら、
ますます興奮して、「もういい!」なんて、上司を笑い飛ばしてしまう、
それも精神衛生上とても良いことです。
*緊張性扁頭痛:主な症状は頭の両側が締めつけられるような頭痛が特にきっかけもなく始まり、個人差はあるが数十分~数日間ダラダラと持続する
*過換起症候群:主な症状は呼吸が速くなり、過換気の状態に加え息をしづらい、息苦しい、胸の痛みやめまい、動悸などの自覚症状がある。
*おもねる:人の気に入るように振る舞う。へつらう。
*コーピング:ストレスを対処するための行動を指します。 ストレス要因の解決もしくは負担を減らすことを目的として、問題に対して何かしらの行動を起こすことを意味します。