本日の心理学・名言20832-1

A
ハードル高→低の錯覚を利用して

逆に、まず始めに受け入れ難いハードな内容をお願いしてみるというのも一つの手です。
相手が当然のように難色を示したら、
妥協して希望を下げたふりをして、本来お願いしたいと思っていた依頼を切り出すのです。
取引では、初めに「この数字ならこの条件で」と希望数を大きく伝えておき、
先方が渋ってきたら「ではとりあえず今回はお試しということで…」と
小さな数で手を打つふりをすると、いい返事がもらえるものです。
これは、海外旅行先のお土産店などで売り手と値段交渉をする感覚と似ています。
大幅に金額が下がると「変だな…」と思いつつ、
交渉の結果にその条件を勝ち得たという充実感も後押しして、
購入に至るというわけです。
全ての交渉事は、相手に何かしらのメリットを感じさせることがポイント。
商品の購入に際しても、本当に相手がそれを必要として求める場合でなければ、
メーカー側からのアピールを、買い手が「安い」「面白い」「役立ちそう」といったメリットとして
感じて初めて成立するのです。

B
ハードルは最初は低く設定する

依頼は、すんなり相手が引き受けてくれそうなレベルのお願いから始めることがポイントです。
そして、依頼自体を納得してもらえるよう、
「 なので~」と相手にお願いしたい理由を短く具体的に説明します。
そして、「ちょっとこちらをお願いできないでしょうか」と本題へ。
その際、印象を軽くするための「ちょっと」をつけて、
「そんな面倒なことではなさそうだ」と相手に警戒を解くことも忘れずに。
無事に引き受けてもらえたら、
「あ、さっきのお願いに関連して…」と、
さりげなく追加する形で本来依頼したかった内容を伝えていきます。

C
努力をしたからといって胸を張るようなことは、やっぱり好きじゃない。

努力そのものに価値があるとは、やっぱり思えない。
しかし、若いときの考えと今違うのは、努力なしに何かできることは、
どうやらありえないと、うすうすでも知ってしまったということだ。
by
糸井重里(いとい・しげさと*コピーライター)

D
人間には誰にも無限の可能性が与えられており、

努力さえ傾ければ、幸運の扉は開かれる。
そのために何より大切なことはあくまでも自己との約束を守り、
一度やろうと決心したことは必ずやりとおし、決して自己を欺かぬことである。

これさえできるようになれば、 もう人生は自分のものである。
by
平澤 興(ひらさわ・こう*元京都大学総長)