本日の心理学・名言20780-5

A
大事な時期の謎の行動

普段は他の人以上に掃除や片付けに無頓着なのに、
重要なプレゼンなどが近づくとおもむろに
机を整理し始める人がいます。
まずはより集中できる環境作りから着手しているのかと初めのうちは、
周囲もその行動を好意的に受け止めますが、
次第に「あれ?」と首をかしげ始めるでしょう。
こういう人は学生時代には一夜漬けでも何でもして、
少しでも粘らなければいけない試験の前日に、
部屋の掃除や読書をしていたはず。
心理学でセルフハンディキャップと呼ばれるこれらの行動は、
言葉通り自分で自分にハンディを課すというもの。
その根底には迫り来る仕事や試験に対する恐れ、
自信のなさが横たわっています。
結果がうまく残せなかった時、
傷ついたり落ち込んでしまったりしないように、
自分自身を納得させる材料を事前に用意しているのです。
「いつやるか?今でしょ!」と
誰もが口を揃えるタイミングでやるべきことがやれない。
しかし実は自分が今何をすべきなのかは当の本人が一番よくわかっていて、
それを意識しているからこそ、こうした行動に走るのです。
これはその人が乗り越えるべき大きな課題の表出。
後輩や部下がセルフハンディキャップを始めたら、冷たい目で見ずに、
さりげなく直前にやるべきことを具体的に指示アドバイスしてあげましょう 。
意思は弱めですが、基本的に真面目な人が多いので、
うまくいけば感謝して、
今後のあなたの力になってくれるはずです。
*プレゼン:売り込みたいテーマや企画について、効果的に説得するための技法
*表出(ひょうしゅつ):心の中にあるものが外にあらわれでること
B:人生で出逢う人には限りがあります。
だから今、身の回りにいる人と出逢った可能性は、
もう「ご縁」としかいいようがない確率なのです。
つまり、目の前にいる人を鏡にして、自分自身に気づくことを、
人生を通じて私たちはしているわけです。
byおのころ心平(一般社団法人自然治癒力学校代表理事)