本日の心理学・名言20536-1

@部下に慕われる、とっておきの心理戦
会社で認められ念願の部下が出来たというのに、
自分の思い通りに働いてくれない。
いっその事部下に頼らず、自分で何もかもやってしまおう、
なんて思い悩む上司も世の中にはいます。
しかし組織でそれをやったのでは、それ以上のポストは望めません。
ここでは円滑なコミュニケーションを 図れる環境を作りと、
どうすれば部下が思い通りに動くかを検証してみましょう。
あなたは自分と部下の間に壁を作っていませんか。
そう問われると、そんなはずはないと強く抗議されてしまいそうですが、
部下がそれを感じていないと断言できますか。
あなたは過去に通って来た道ですから、その辺は理解できますよね。
自分では意識していなくても、部下は上司との間に大きな壁を作っているのです。
その壁を取り払うためには 緩急(かんきゅう)自在に接するということです。
例えば、いつも上司と部下という立場で話をするのではなく、
時には、くだけけた声がけをしてみてください。
急ぎで部下の手を借りたい時には「山田さんちょっと手を貸してくれないかな」とか、
「この仕事は 佐藤君だけが頼りなんだ」と頼んでごらんなさい。
予想以上に快く引き受けてくれたりするものですよ。
これを 「名指し効果」 と言います。
また部下の中でも影響力のある人とは、
昼食を一緒にしたり、アフターファイブにお酒を飲んだりして、
「鈴木くんだから話せるんだけど」と
仕事の段取りを一緒になって考えてもらうというのも効果的です。
もちろん一人だけに集中すると、ひがみややっかみも出てくる恐れがありますから、
まんべんなく相談を持ちかけると良いでしょう。
間違いのないのは、上司に相談されれば、
「自分は認められている」という喜びもありますし、
それがモチベーションアップにも繋がります。
また、いい仕事をした時には思いっきり褒めてあげましょう。
これを心理学では「正の強化」 と言うのですが、
気持ちよく仕事をしてもらうためには、これが抜群の効果をもたらすのです。
逆に怒鳴りつけるのは、一時的な効果はあるものの、それが「負の強化」となり 、
ストレスをためだけでいい仕事には結びつきません。
もちろん叱責(しっせき)しなけねばならない場面もあるでしょうが、
その後には些細なことでも褒めるというのを忘れないでください。