本日の心理学・名言20270-3

A
あなたの周りに心配症の人がいたら、
どのよう付き合っていけばいいのだろうか。

彼らは“未来の不安”に縛られていて、現在を見ていません。
ですから、しばしば立ち止まって、
周囲をゆっくり見渡せるような状況を作ってあげるといいでしょう。
彼らに必要なのは「今、なすべきこと」だけであることを教えてあげましょう。
そうすれば、彼らの不安は次第に小さくなっていきます。

それでも心配性が消えない人には、
「あなたにとって最悪のシナリオって、どんなこと?」と聞いてみるのです。
じっくりと聞いているうちに、彼らも次第に冷静さを取り戻すかもしれません。
また、アドバイスは「行動レベル」で実践可能なものにしてあげることです。
不安を解消するには、積極的な行動を取らせることが一番の薬になります。

彼らの勇気をできるだけサポートし、
彼らがコントロール可能な行動をとらせてあげるのです。

そうすれば、相手の不安は消えてしまうのです。
相手に心配を克服させるには、論理ではなく、まず自信をつけさてあげることです。

頭の中だけで怯えているのだとしたら、
はっきりとその心配事を描き出し、それをイメージ中で体験してみる
視覚化”という作業をしてみると、
本当に怯える必要があるかどうかが見えてきます。
この“視覚化”を行うときには、ネガティブな場面想定は禁物で、

かえって逆効果になる可能性が高いので、
ポジティブな方向でイメージをあたかも楽しむように訓練し、
積極的に行動することによって,
未来を明るくできることを教えてあげてください。

B
人間には誰にも無限の可能性が与えられており、

努力さえ傾ければ、幸運の扉は開かれる。
そのために何より大切なことは、
あくまでも自己との約束を守り、
一度やろうと決心したことは必ずやりとおし、
決して自己を欺(
あざむ)かぬことである。
これさえできるようになれば、 もう人生は自分のものである。
by
平澤 興(ひらさわ・こう*元京都大学総長)