本日の心理学・名言19972-7

A
人にウソをつくことは悪いことですが、

自分にウソをつくことはその1000倍も悪いことです。
なぜなら、自分にウソをつくと、自分の感情が分からなくなってしまうからです。
自分にウソをついていると、楽しい、うれしい、気持ちいい、うまい、
という悦びの感情がわからなくなります。
こうした悦びの感情が分からなくなると、自分が誰なのか分からなくなります。
心の迷子状態になります。
では、なぜ人は自分にウソをつくのでしょうか。
それは、自分の本心を知りながら、
それと反対の行動(=したくないこと)を敢えてしようとするからです。
だから、自分自身に対して見苦しい言い訳というウソが必要となるのです。
自分に言い訳ばかりしていると、
ホンモノに出会ったときニセモノに見えてしまいます。
だからチャンスを逃がすのです。
逆に、ニセモノがホンモノに見える自分になってしまいます。
また、自分にウソばかり付いていると、
相手もまたウソを言っているのではないか、と人間不信にもなります。
その根拠は自分が自分にウソをついていることです。
同じノリで、自分の矛盾を一般化して、人の心は複雑だ、
などと知ったような口をきくのです。
B
あなたは「できること」「やるべきこと」「やりたいこと」のどこに

ウェイトがかかっているだろうか?
「できること」に軸足がかかっていると現実家。
「やるべきこと」にかかっていると勤勉家。
「やりたいこと」に比重がのっていると夢想家。
現状を大きく変え、新しい価値をつくりたいなら
「やりたいこと」を精一杯大きくすることだ。
by
野口吉昭(のぐち・よしあき*コンサルタント)