本日の心理学・名言19488-3

A
#援助行動

他者が困難に陥っている場合に、
自らの多少の犠牲を覚悟した上でその他者を助ける行動である。
仮に恩を売る目的や相手の印象をよくして、
最終的に自分の利益を得ようとする目的があったとしても、
その行動自体が他者の助けになるならば、
それも援助行動に含まれて理解される。
また社会的なルールに従って行われる援助行動は、
向社会的行動(順社会的行動)と呼ばれる。
援助者の役割は多くの場合ジェンダーロールによって左右される。
身体活動を要する突発事故などの緊急場面に率先して介入するのは、
往々にして男性であり、
心の支えや情緒的支援を要する状況には、
女性が介入する場合が多い

男性は同性よりも女性を優先して援助する傾向があるが、
女性はジェンダーに関係なく平等に援助する傾向がある

また、人は年齢や人種、文化的特性などが自分と類似した人間や、自分の所属する
内集団の構成員を優先的に援助する傾向がある。
性役割(せいやくわり)またはジェンダーロール英語gender role)とは、その性別に、社会的に期待されている役割のことである

B
#人間関係指数
人間関係という目に見えないものを、
公式で表すことはできないかということを研究していたアメリカの精神分析医ベラックは、
「人間関係指数」を求める計算式を提唱したのです。

人間関係指数=友だちの数×コンタクトの平均回数×コンタクトの平均時間
「友だちの数」は、10秒間で思い浮かべることができる友達の人数
「コンタクトの平均回数」は、1週間にそれらの人たちに会ったり、電話したりする回数
「コンタクトの平均時間」は、それぞれの人との会話時間を平均したもの
べラックは、この計算式を利用して、現代人の人間関係の特徴を説明しています。
この指数が500を超えると、友だちとかかわる割合が高く、対人面での葛藤も多くなり、
「ヤマアラシのジレンマ」に陥る可能性も高くなるということです。
ヤマアラシのジレンマ:恋愛や人間関係で距離が近くなりすぎると逆にお互いを傷つけ合ってしまう現象のこと