本日の心理学・名言18506-7

A
願望実現を考える人にとって、怒りは敵と見なさなければなりません。

あるいは「怒りは毒薬だ」といっても過言ではありません。
怒りにかられた時、人の体内から有毒な物質が出ることが発見されています。
それによって体内の免疫力が低下し老化や諸病の原因になると考えられています。
どんなに正当な怒りでも、怒ることは決して自分のためになりませんが、
怒らなければならない場面は必ずやってきます。
そういう時にどうしたら良いのだろうか。
いくつかのヒントを賢人の言葉としてあげてみます。
「怒りを抑える最も良い方法は時間を伸ばすことである」(ベーコン)
「他人が怒っているのを観察してみればいい。
そのやりきれなさをあなたは他人に与えるのである」(セネカ)
「腹が立ったら十数えよ。それでも収まらないなら百数えよ」(ジェファーソン)
怒りにかられたとき、それを無理に抑える必要はありません。
ですが、その感情を表に出すのは控えたほうが良いのです。
怒りのメカニズムは不思議なもので、
それを言動に現してしまうと、余計に怒りが増幅してくる、
いわゆる火に油を注ぐようなものなのです。

B
誠意、努力、迷惑・・・この三つは、

相手がどう感じ、判断するかにかかっているのです。
それを自分から先回りして
「誠意は尽くしました」
「努力だけは認めてください」
「迷惑はかけていないつもりです」というのは感心できません。
この言葉が生きるのは、万事ものごとが順調に運んだ時だけです。
結果が思わしくない時、ついつい口にしたくなる言い方ですが、
言えば弁解、言い訳にしかなりませんから、
ぐっと抑えてよい結果を出す努力をしようではありませんか。