本日の心理学・名言17690-1

A
ものごとを遂行する場合に必要なことは、
個々の資源や能力もさることながら、

何事を行うにも、その瞬間においては、
一点に集中するということなのです。

個人の場合をとっても、物事を遂行するにあたっては、
その持てる力を集中して、可能な限り分散は避けることが寛容です。

その最も有効な方法としては、「一時には一事を」という
慣習を常日頃から身につけておかれることが望ましいのです。
人生においても、事故を起こしてからでは遅いのであって、
人生における「転ばぬ先の杖」とは、
物事に対する「集中力」にあることを、心に銘記しておくといいでしょう。

B:
}真の評価は自己の価値観で行う~
それぞれの人々が、自らの価値観に基づいて、
自ら所有する全てのものを、そのために燃焼しつくしたかどうかは、
それぞれの人間のみ知るところなのです。
ということで、あなたの人生に対し、
真の評価を下せるものはあなた自身であり、

他には存在しないという厳粛なる事実を踏まえて、
生きがいのある人生を送ることができたと評価しうるとき、
あなたは人生の極意を極めた、
人生の達人であるということができるでしょう。

C
企業経営には、権謀術数(注)が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、
そういうものは一切必要ない。
今日一日を一生懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。
また、“正々堂々”と人間として正しいやり方を貫けば運命は開けてくる。

権謀術数:
主に社会や組織などの集団において物事を利己的な方向へ導き、
自身の地位や評価を高めるために取られる手段や技法、
およびそれが用いられるさまを表す総称。

by
稲盛和夫(京セラ名誉会長)