@A:
楽天心を持つ: 考えても解決しない問題は初めから考えない
実際問題、ちょっとしたトラブルやアクシデントに見舞われただけで、
物事を悪い方へ悪い方へと考える人が後を絶ちませんが、
取り越し苦労ばかりしていると
「恐れるものは現れる」という心の法則によって、
本当に不幸な現象に遭遇してしまう可能性もあります。
あるいは百歩譲ってそうならないにせよ、人生がつまらなくなるというものです。
考えてもみてください。
夏休みに友達と海外旅行に行けることになったとしても、
「飛行機が落ちたらどうしよう」「スリに会ったらどうしよう」「病気になったらどうしよう」などと考えても、
解決しない問題に頭を悩ませていたら、旅行の楽しみなど一つもなくなってしまうではありませんか。
それだったら、夏休みには、どこにも出かけないで家の中で悶々と過ごしていた方が、
まだマシということになります。
もちろん、最悪の事態を想定してある程度の心配や用心をするに越したことはありません。
場合によっては細心の注意を払うことも大切です。
しかし、それらは、いずれも考えるべき 問題、
すなわち考えることによって解決すべき問題であり、
「どうしよう…」という思い悩むこととは根本的に異なるわけです。
取り越し苦労もしかり。
過去の失敗から教訓を得、「同じ過ちを繰り返さないようにするためには、どうしたらいいのか?」
と考えることは確かに重要なことです。
しかし過去の出来事を憂い、くよくよしたって、タイムマシンで過去にタイムスリップでもしない限り、
その問題は解決できないことを肝に銘じるべきです。
あなたの場合はいかがですか?
くどいようですが、考えても解決しない問題で頭を痛めるのは、もうよしましょう。
言い換えれば、そういう気持ちがある限り、
あなたは自分という人間を大事にすることなどできないのです。
@B:
かっこよく生きている人たちは、ほぼ全員、同じことを言う。
「ただ、好きだからやってる。」、「ただ、楽しいからやってる。」
勝負は、その「純度」だと想う。
余計なことをいろいろ考えて、不純物が混じると、人生も、複雑になってくる。
by高橋歩(たかはし・あゆむ*実業家、随筆家)